NPD傾向にある人は、自身をHSPだと主張することがあるという。
カウンセラーの話によると、HSPを自称する人の中には「HSPだから優しくして、特別視して」とHSPを印籠にしている人もいるという。
また、本当のHSPは自分の繊細さを殊更にアピールしないのが特徴だという。
見分けるポイントは、あなたが相手の言動に対して嫌がった時にすぐに気づいてくれたかどうか。誠実に謝ってくれたかどうか。自身が傷つくこと以上に他人を傷つけることに敏感かどうか。
違うなら、自身が傷つくことに敏感なだけで、他人を傷つけることには鈍感であるため、警戒した方がいい。
NPDは傷つきやすいという特徴もあるため、セルフチェックではHSPだと思い込んでしまう可能性もあるが、HSPとの大きな違いのひとつは共感力の有無だという。NPD自身が共感力があると思い込むのは投影による可能性が高い。
なお、HSPとは、生まれつきの特性とされる心理学用語であり診断名ではないため、多くはセルフチェックによって主張される。
高い共感力はHSPの特性の一つであり、他人が嫌だと思っていることに気づかずにいるということは、それだけでHSPではないことの証となる。
また本当のHSPは他人を傷つけることに敏感であるため、他人を傷つける言動をする場合にも、そうではないことを証明している。
もし仮に意図せず傷つけてしまったとしたら、HSPであれば、誠実に対応するだろう。